秋から冬。
冷え性の女性には大変な時期になりますよね・・・。
現代の日本は、低体温症で女性の大半が「冷え性」で悩まれています。
「冷えは万病の元」といわれ、血の巡り、血不足(貧血・鉄欠乏症)が原因とされています。
(女性の4人に1人が貧血予備軍といわれています。)
そもそも、女性は冷え性や貧血(鉄分不足)になりやすい条件が揃っています。
・月経による出血
・食事制限(糖質オフやサラダのみ)など無理なダイエット
・妊娠・出産・授乳による貧血(羊水や母乳も血からつくられます。)
・男性より筋力が弱い
東洋医学・漢方では、女性の健康は「血」を補うこと。
貧血・冷え性を防ぐには、血を造る「鉄分」を補うことが大事です。
しかし、鉄分には、レバーなどお肉の中に含まれる「ヘム鉄」、ほうれん草など野菜に含まれる「非ヘム鉄」があります。ただ、お肉のヘム鉄の方がぐんっと吸収率がよく、鉄分とタンパク質が同時に補えます。
薬膳で鶏肉は「気を補い、体を温め、胃腸を助ける滋養食」といわれています。
(江戸時代の『本朝食鑑』には、「内臓を補強し、脾臓と胃を整え、婦人病・産後によい」と書かれています。)
韓国料理の中にも、「参鶏湯(サムゲタン)」といって、1羽の鶏の中に、高麗人参、なつめ、松の実、栗、ニンニクなど詰めてコトコト煮たものは有名ですよね♪
(寒くなると、食べたくなります(^^;))
「薬膳」というと、難しく考えてしまいがちですが、「気血」を増やす食材として、鶏肉を気軽に食べてほしいです。
特に島原半島は長崎県内の主産地であるほど養鶏も盛んなため、良質な卵や鶏が手に入ります。そのためか、半島内の唐揚げ専門店や飲食店では、すっっごく!美味しい唐揚げが食べられます。(特産の素麺定食セットには、なぜか唐揚げがついてきます。)
鶏料理であれば、カレーや唐揚げ、寒き冬なら鍋やシチューに入れたりと、食材としても気軽さ万能ですね♪
※体に良いといっても、揚げ物ばかりとったりせず、栄養バランスを大事に♪
2017年も残すところ、3ヶ月。
酉(とり)年、終わりを迎えようとしていますね。
鳥は人に報せる動物であり、鳥(とり)「取り込む」といわれ、商売などでは縁起の良い干支です。
2017年、酉年だからこそ、縁起も栄養も補える食材をご紹介してみました(*^_^*)